ESDに関して学ぶと、私たちの考えている教育観ががらっと変わるし、視点の狭さに気づくこととなる。単なる学習の領域だけでは語れず、更に深い部分をESDは私たち教育を行うものに対して訴えるからである。
現実問題、学習課題をこなすだけで精一杯の部分がある中で、いくら身の周りのことであってもそれらを教育現場に取り込み、実際生かしていくのは、教育者にかなりの力量が求められるだろうし、受け入れる児童生徒にも理解が必要であるように感じられる。
ただ、それは様々な考慮により達成できると考える。現在言われている「個に応じた教育」にも該当すると思われるからである。特に特別支援教育が必要な児童生徒には、現実と照らし合わせる教育となるため、理解が深まるのではないだろうか。
そんな簡単なものではない、確かに内容は深いものであるため、そのような意見は出るのだろう。逆に私はそれでいいのかと言いたい。簡単なものでないと言う前に、より適切に指導できる体制を整えなければならないのであろう。