20.コミュニケーション

コミュニケーションをとるためのカウンセリング論

第三勢力

第一勢力『行動主義』のことであり、第二勢力とは『精神分析』としている。
ロジャースの考える「ヒューマニスティック心理学」を第三勢力という。

Non-Directive Approach(非指示的療法)

ロジャーズが繰り返し、感情の反射、明確化などの、カウンセラーの技術として提唱したものであるが、「非指示的療法は単なるオウム返しのみで成立する」という誤解が広まったため、名称を来談者中心療法と改め、カウンセラーの態度条件を重視するようになった。

クライエントセンタード 来談者中心療法のこと

Here&Now 今・ここ

ゲシュタルト療法 Gestalt therapy
 患者の「今、ここで(here and now)」の体験と関係の全体性を重視する療法であり、自己責任を重視し、自発的な感情や自己への気づきを呼び起こさせながら、自己実現することを治療目標とするものである。

○○性心理学の代表・・・人間性心理学を第3勢力とした。ヒューマニスティック(人間性)心理学

人格変容(transformation)

ロジャーズの来談者中心療法の目的は『直接的な問題解決』よりも『人格的な成長・精神的な成熟による問題解決』のほうに主眼をおいていた。すなわち、人格は変容するものであると考えたのである。

十分機能する人間(fullyfunctional person)

ロジャースが提唱。

1・見せかけのものから離れる。
2・「~であるべき」から離れる。
3・期待に応えることから離れる。
4・他人を喜ばすことから離れる。
5・自己指示にむかっていく。
6・過程的であることにむかっていく。
7・複雑さにむかっていく。
8・体験に開かれるようになっていく。
9・他者を受容するようになる。
10・自己を信頼するようになる。

治療者の三条件

無条件の肯定的配慮、共感的理解、自己一致

Empathetic understanding(共感)

共感的理解(empathic understanding, empathetic understanding)

クライエント自らの世界を、カウンセラーがあたかも自分のものであるかのように感じ取り、 しかも巻き込まれずに理解をしていくこと。

Congruence(自己一致)

自己一致(congruence)

自己一致とは、自己概念(そうであるべき自分)と自己経験(あるがままの自分)が一致している状態のこと。

Unconditional positive regard

1) 無条件の肯定的配慮(unconditional positive regards)

クライエントを、一人の独立した人間として無条件に認め、ポジティブな面と同様にネガティブな面をもあるがままに受け入れること。

科学的研究発展への貢献

わからない。

Carl Rogers

カール・ロジャーズ(Carl Ransom Rogers, 1902年1月8日 – 1987年2月4日)は、アメリカ合衆国の臨床心理学者。来談者中心療法(Client-Centered Therapy)を創始した。

実存主義

実存主義では、人間の本性を善だとか悪だとか決め付けずに、人間の特性は中立的なものだという考え方を持つもの。実存主義の研究対象となるのは、『人間の生の意味』であり『人間の死の本質』である。

クライエントという呼び名

ロジャースが初めて名付けた。(患者という言葉ではなく)

自己成長

ロジャースは、来談者が自己成長能力を十分に持っていると考えた。

エンカウンターヅループ・フォーカシングなどへと続く

構成的エンカウンターグループ

リーダーから与えられた課題をグループで行う「エクササイズ」とエクササイズ後にグループ内でそれぞれ感じたこと、考えたことを互いに言い合う「シェアリング」で構成される。 教育活動として行われることも多い。
たいていの場合、エクササイズに入る前に自己紹介を兼ねたゲームなどが行われる。グループのメンバー間の緊張をほぐし、その後のエクササイズを円滑に進める。

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